ホアビン省の農場とマイチャウにつきまして
Posted by      12/27/2021 18:00:00    Comments 0
ホアビン省の農場とマイチャウにつきまして

先週末の土日曜日を使って、しゅんのスタッフ5名でホアビン省の農場に行ってきました。

こちらの畑は、ハノイから南西に2時間半ほど行ったところにありまして、ホアビン省南側の山間部に位置する2ha程度の小さな農場ではございますが、標高が700m程度でハノイよりも冷涼な気候の畑となります。

ブロッコリーが良い状態で収穫できていることや、日本品種の大根の状態や出荷基準を確認するためではございますが、今回は休日を使いスタッフの休養も兼ねて行っておりまして、むしろスタッフはどこに遊びに行くかなどを真剣に話し合っていました(笑)

ベトナム北部で有名な高原地帯といえばモクチャウ高原といわれておりますが、このモクチャウ高原は車で片道5時間程度は掛かるため気軽に見に行くことが難しく、しゅんでは同じ道を通るものの半分ほどの距離で着くことから、近いこちらの農場で野菜を栽培しております。

モクチャウ高原は標高が800m~1000m程度で、7年ほど前までは農産物の産地として期待されていましたが、近年は道の整備に伴い、花やコーヒー・お茶などの嗜好品の生産がメインとなり、観光地化して土地などの価格が上がり、結果として野菜の栽培は期待されたほど発展しなかった経緯があります。

ハノイ市からハイフォン市の海沿いまではずっと広い平地が続きますので、ハノイ周辺はそこまで山が多いイメージはないかと思われますが、一旦ハノイ市を抜けホアビン省に入ると、今度はずっと山が続きます。

ハノイに比べれば比較的涼しく、静かで落ち着いたところではございますので、機会があればぜひお客様を招いての農業体験など開催したいと思いますが、農場までの山道が険しく、ガードレールも縁石もない崖道を通るのはなかなか怖いもので、お客様を招待したい場合にはネックになりますね(汗)

こちらの農場では、主にブロッコリー・大根・キャベツ・白菜などの冬野菜を栽培しております。

ハノイに比べると、こちらの農場は冬野菜を栽培できる期間が1か月半ほど長くなりまして、晴れる際にはカラッと晴れますのでハノイよりもおいしい野菜が作りやすくなります。

現在はブロッコリーと丸型きゃべつが非常によくできておりまして、大きくなったものから順番に収穫していきます。

ブロッコリーやキャベツ・大根といったものは、成長の仕方が一定ではありませんので、多くの方がご想像されるような、端から端まで一斉に収穫することはございません。

そのため、収穫も終盤に掛かってくると、収穫済みでスカスカの畑の中にポツポツと収穫されていないものが残るといった状況になってきます。

これからしばらくの間、こちらの日本品種の青首大根を少しずつ収穫していきます。こちらの大根はベトナム品種の白い大根と異なり、上の部分が青くなる大根で、みずみずしく辛みが少なく食べやすいものとなります。

本当はもう少し大きくしてから収穫したいのですが、大きくすることで問題が発生しやすくなってしまうこともあり、少し小ぶりの状態で収穫しています。

また最近では、冷蔵庫に入り切るサイズに収めることが好まれる傾向にありますため、あまり大きいサイズでお届けしても喜ばれないこともありますので、そこまで無理をして大きくしないということも考えております。

もしどうしても大きいサイズが欲しいというようなことがございましたら、ぜひご連絡ください。

また、この冷蔵庫に入らないという理由で、あまり好かれていない不運なきゃべつがこちらです。

おそらくほとんどの方があまり見慣れない形で、収穫するサイズまで成長するともう少し丸くなりますが、丸型よりもさらに先端がとがった卵型のきゃべつで、日本では珍しいこともありタケノコ型やドングリ型など色々な呼び方をされているきゃべつです。

ちなみにベトナムでは、形が似ていることからBắp Cải Tim(ハート型:心臓の意)などと少し物々しい呼び方をされています。また、発音が少し違うだけのBắp Cải Tím(紫きゃべつ)と間違えられるということもしばしば起きます(笑)

見た目通り、この形や丸型のきゃべつは一般的な平型のきゃべつと比べて冷蔵庫に入れにくい形で、転がりやすいこともありあまり好かれないため、しゅんでも作ってはいますものの、おそらくお届けする頻度は平型の物のほうが多くなります。

ベトナムで生産したきゃべつは、どうしても独特のえぐみや臭いなどがありますが、この形のきゃべつのほうが青臭さが少なく、特に千切りなどにする場合には食べやすいと思います。

農場視察を終えた後は、山をもう少し先に進み、観光地として有名なマイチャウに向かいまして、収穫したばかりの野菜をレストランで調理してもらいました。

ホアビン省はサトウキビとミカンが有名な省で、特にマイチャウ周辺ではいろいろな少数民族がすんでおり、独特の住居や文化・多種多様な料理も有名なもののとなっています。

有名な料理の一つとして、上の画像の細長いCơm Lanという料理があります。

これ自体は料理というよりは軽食のようなものですが、竹筒に入れて焼いたおこわのような料理で、シンプルな割にはなかなかおいしい料理です。

マイチャウという地域は、日本人にも有名な観光スポットでありますが、大雑把にいうと観光化された少数民族の村がある地域になります。

少数民族といっても、ベトナムには50以上の少数民族がいますので、その中でもマイチャウ地区には黒タイ族・白タイ族・ラオ族・ムォン族などが多いようです。

面白いことに、タイ族は現在のタイ王国と同じ民族で、タイ族が使う言語は7割ほどが同じなため、方言のような感覚でお互いにコミュニケーションを取れるようです。

静かな山間部の村で、ゆったりと過ごすことができますし、自転車の貸し出しなども行っており伝統の民家を見て回ったり、少数民族の昔ながらの踊りを見ることもできますので、そのような文化などに興味がある方はとても楽しめるかと思います。

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