カリフラワー・ブロッコリーの旬の時期がやってまいりました
Posted by      12/23/2021 16:41:25    Comments 0
カリフラワー・ブロッコリーの旬の時期がやってまいりました

ハノイでは、最近は肌寒い日が続いておりますね。

日本から来られたばかりの方をご案内する際に、「南国」として知られているベトナムの冬がここまで寒くなるとは予想していなかったとのご意見もよくお聞きします。

ベトナムは南北に長い国ですので、北部・中部・南部で気候が大きく異なりまして、冬に極端に寒くなるのは北部特有の気候でございます。

ハノイは1月が最も寒さが厳しくなる時期でございますが、北部地域の低地では5℃を下回ることはなく、この時期の気候の特性から曇りの日が多く放射冷却が少ないため、日本のように霜が降りる(地面の凍結)をすることがありません。

霜というのは冬野菜では最も影響が懸念されるものでございまして、日本の農家は寒くなる前の日には防霜シートを慌てて掛けることも多くあります。

防霜シートはずっと掛けていると栽培に悪影響が出てきますので、夕方に野菜に被せて、朝に取るという作業を頻繁に繰り返す必要があります。

そのことから、夏場は暑さと虫と雨と、野菜の栽培には非常に苦労するベトナム北部地域でございましても、冬はむしろ日本よりも冬野菜の栽培に適しているともいえます。

ベトナムの全体的な野菜の栽培技術はそこまで高くはないものの、北部では気候ががっちりと合うブロッコリー・カリフラワーは今の時期は非常に出来の良いものが収穫できます。

キャベツの仲間であるブロッコリーは、大きな葉っぱの中で守られるように育ちます。大きなツボミであるブロッコリーは、上から見ると真ん中に鎮座しています。

これを「頂花蕾(ちょうからい)」といいますが、1株で1個だけ大きく成長するので、それを出荷します。

実は一度上のつぼみの部分を収穫した状態で長期間残しておくと、一回り小さなブロッコリーがまた生えてきます。そのため、ブロッコリーは2度収穫できることもあるのですが、条件が厳しいためほとんど行われておりません。

ブロッコリーはベトナム人にも人気の高い野菜の一つでありまして、一般家庭では主に炒め物やスープなどで調理されることが多い野菜です。

消費量が多いにも関わらず夏場では一部の高原地帯でしか栽培できないため、夏場に出回っているブロッコリーはほとんどが船で運ばれてきた中国産といわれておりますが、この時期からはベトナム産のおいしいものがたくさん食べられるようになります。

しゅんでも、今が「旬」のおいしいブロッコリーカリフラワーを販売しております。

もしご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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